多くのご来場者様に
配給するために
ちょっと考えてみてください。
10時から14時までのおよそ4時間の間に、何万食もの芋煮を配り切ることができるのでしょうか?
一般的な芋煮会の盛り付けはお玉、イベントなど大きめの鍋を使う場合はひしゃくを用いますが、これが何万食となると一度に芋煮をすくう量には限界があります。
考案された方法とは
そこで考案されたのが「移動式クレーン仕様機・バックホー」の利用です。低燃費、低振動、低騒音と環境性能が充実し、ブームの吊り上げやアームのかき込み等、あらゆる性能が力強くなめらかで、その作業性には定評がある名機です。そのバケットが一度のかき込みですくうことができる芋煮は、およそ100食分と言われています。
バックホーの使用条件
本来は建設用重機であるバックホーについて、よくお問い合わせいただくのが衛生的な安全についてです。
工事現場などで使用されている重機をそのまま使うことで、オイルなどの「食べてはいけないものが芋煮に混入するのでは?」という心配があるのは当然です。そのような心配を払拭するため、当フェスティバルで使用する「バックホー」は、厳重かつ慎重なプロセスを経て会場で使用されています。
使用にあたっての第一条件
納品された
バックホーの整備
納品されたバックホーは、分解注油を行い、製造時に使用されたオイルやグリスをきれいに除去します。
大鍋に浸すアームの稼働部分をすべて分解し、パーツの一つひとつを家庭用洗剤で洗浄します。潤滑油がなければクレーンは動きませんので、機材油分をすべて除去した後はバター(もちろん食用の)を各パーツに指でていねいに塗り込んでいきます。
最後に厳重に保護されたオールステンレス製のバケットをアームに取り付けます。
これらすべての作業は手作業で行われ、衛生面をクリアした「調理器具バックホー」を準備することができました。
重機がひしゃくに代わるとき
こうして重機から立派な調理器具に生まれ替わったバックホーが2台、大鍋「鍋太郎」の真横でフル可動。
その大迫力のパフォーマンス、お祭りならではのエンタメ性も兼ね備えてるともいえます。このようにフェスティバルに欠かせない存在が日本一の芋煮会フェスティバルの特別仕様バックホーなのです。
日本一の芋煮会フェスティバルに欠かせない見どころ
そして美味しさを支える山形の食材も見逃せないフェスティバルの大事な要です。